漢方薬店 itoguchi
漢方医学、西洋医学ともに精通し、経験を積んだ店主による地域の皆さまに寄り添った、予約・相談制の漢方薬店です。
まずは「緒」さんに聞いてみよう
日常のちょっとした体調不良などで、「これは病院にかかったほうがいいのかな?」
「病院に行くにしても、どこの科にかかったらいいのかな?」と迷うことはないでしょうか?
そんなときはお気軽に当店にご相談ください。
もちろん、その際に、相談料をいただいたり、無理やり漢方薬を売ったりというようなことは致しません。
当店が目指すのは、地域の皆様の健康増進です。あくまで、ご自分が健康でいるための一つの方法として漢方薬を使用したいという方に、漢方薬店としてご相談を伺います。
私自身が体調不良の際、三鷹の抱く自然と町並み、そしてそこに住む多くの方々に助けていただきました。
その恩に報いるという点でも、「日常のちょっと困った」に答えられる、町の薬屋さんでありたいと思います。
店主紹介
ご挨拶
三鷹の皆さんの健康のお力になりたい。
この想いで三鷹の地に根を張りました。
生まれは札幌、育ちは東京日野、長く働いた土地は旭川と、これまで各地を転々としてきました。そんな中、三鷹に移り住んできて感じたのは、三鷹で生まれ育ち、そのまま三鷹で子育てをしている人が多いということでした。
今でこそ漢方薬店を営んでおりますが、それ以前は10年以上、薬局の現場で働いていました。その中で、子供からお年寄り、風邪から終末期のがんまでと、幅広く西洋医学の経験も積んできております。
健康についてどうしたらよいかわからないような時、漢方と西洋医学両方の視点から、その方にとってよりよい選択をご提示してまいります。
基本的にどんな訴えにも対応可能な懐の広い漢方の力と、原因が特定されていれば切れ味の良い治療が実践される西洋医学の、両方の良いところをとって、あらゆる世代の三鷹の皆さんの健康のお力になりたいと思います。
- 店主
- 緒形富雄Tomio Ogata
経歴
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東京理科大学大学院薬学研究科修士課程修了 漢方・薬用植物学専攻
学部時代から「漢方薬はうまく使えれば、西洋医学で対応できない症状や病気にも対応ができる」ということを知り、漢方に興味を持つ。
漢方・薬用植物学研究室に配属となり、みっちりと漢方の修業を積む。 -
調剤薬局に就職
漢方で身を立てたいという思いがあったものの、現代社会の基盤となっている西洋医学についてもしっかり経験を積みたいと考え、研修制度の整った大手調剤薬局に就職。
転勤や新店舗の立ち上げなどで、多くの医療機関の医師の処方を経験する。看護師、介護士、ケアマネなど多職種との連携も深め、地域医療についても学ぶ。 -
うつ病を発病
ちょっと頑張りすぎてしまい、うつ病に。約2年の休養。
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漢方薬店「緒」開業
回復してからは、初心に立ち返り、漢方薬店を開業。
地域に根差した薬店を目指すと同時に、自身の経験からうつ病予防として、不眠で悩む方へのPRも積極的に行う。うつ病についての講演会やセミナー活動も同時に展開。
店名の由来
緒(いとぐち)という漢字は、
繭から生糸をとる作業に起源があります。
蚕が作った繭玉から糸を取り出す際、お湯で繭玉を煮ます。
煮ることにより糸の塊がほつれてきて、そこから蚕が最初に出した一本の糸を手繰りだし、それを糸巻に巻き取っていきます。
「緒」という漢字は、この「⽷」を「煮る」という作業に由来しています。
「解決の緒(=糸口)」という言葉は、
絡まり合った繭玉から正しい一本の糸を手繰りだすことからきた言葉です。
「端緒」という言葉は物事の始まりを示しますが、これも同様に最初に糸を手繰ることからきています。
「由緒」という言葉は、「由来の端緒」の意味ですが、通常の文脈では巻き取られた糸のように「由来が長く続いてきた」経過や来歴も示します。
このように「緒」には「長く続くこと」という意味もあります。これはさらに「永遠」や「命」という意味にも繋がります。
「情緒」という言葉に関しては、「心」を表します。
このような意味から、来てくださった方の心身の問題に解決の緒を見出し、
それが続いていくように手助けするという意味を込めて、当店を「緒」と名付けています。